絵本
その文字の少なさは
想像力を呼び覚まし
丁寧に描かれた絵は
いつまでも記憶に宿り
紙をめくる時間は
感じる力を取り戻す
絵をゆっくりと眺め
ことばを辿るうち
わたしたちは
大切なことを思い出す
絵本は扉
外側の世界とつながり
内側の世界とつながる
静かな扉

小さなことば
小さな時間
こころ、からだ
絵、ことば、感じること
やわらかい時間をよろこびに
大切なことはいつも
小さな声で
god is the details.
それは、ちいさな、へいわ
へいわってなんだろう
うれしい といえること
たのしい とかんじること
つらい となけること
しんどい ともんくをいえること
へいわってなんだろう
よていを たてれること
あしたがあると おもえること
あたらしいことに チャレンジできること
へいわってなんだろう
じぶんを しんぱいしてくれる ひとがいること
そして しんぱいするだれか がいること
へいわってなんだろう
かえるばしょがあること
そして そこにいたひとたちを
あったかいおもいでとともに おもいだせること
へいわってなんだろう
よる、あったかいねいきが きこえること
ちいさいてを にぎれるということ
だいじなひとたちのために
ごはんをつくれるということ
へいわってなんだろう
おなじまいにちが にどとこないと
ほんとうにわかること
だからこそ
だからこそ まいにちがいとおしい
てからこぼれおちるように
まいにちがすぎていっても
ないたり
わらったり
おちこんだり
けんかしたりして
でも、どうすることもできなくて
なみだがでそうになるほど
たいせつなひとを
つよくだきしめたいけれど
そのちからで こわしてしまいそうで
こわいけれど
でもたくましくいきていける
にんげん にうまれたことを
しあわせにおもえる
かけがえのないであいに
なきたくなる
すべてにありがとうといえる
わたしにとっての
それがへいわ
